ネイリストってどんな仕事をするの!?
一昔前は職業としてあまり認識されていなかったネイリストと言うお仕事ですが、最近は「ネイリストになりたい」と言う方もかなり増え、この職業も一般的に広く認知されています。そして今や東京を中心にたくさんのネイルスクールがありますね。
ニーズが高まっているネイリストとは、いったいどんな仕事をしているのでしょうか?
顧客の爪の状態を把握する
ネイリストはお客様の爪、人体の一部に綺麗なネイルアートを施し、美意識を高めたり満足してもらうお仕事です。
そのため、まずは顧客の爪の状態をしっかり確認して欠けやひび割れ、爪全体の傷み、また病気になっていないか等をチェックしなければなりません。
爪の表面が波打つようにデコボコしていれば爪異栄養症と言う病気かもしれませんし、点状の凹凸が発生している時も病気になっている可能性が高いです。
もし異常を見つけたら「もしかすると爪の病気かもしれませんね」と伝える必要があります。
なかなか無い事ではあるのですが、顧客の爪の状態があまりにも良くない時は施術をお断りして皮膚科を受診してもらうよう薦めるのもネイリストの大事な仕事です。
時には心のケアも必要
施術中、ネイリストは顧客と色々なお話をします。
どんなイメージで施術した方がいいのかをきちんと聞いて施術に反映させなければなりませんが、お客様によっては人生相談をされるケースもあるんです。
もちろん100%間違いない答えを返す必要はなく、「ただ話を聞いて欲しい」と言う方もいます。
大事なのはきちんと相手の話を聞く事。
ネイリストはプロのカウンセラーではないので積極的にアドバイスする必要はなく、出来るだけ受け身で相手の気持ちを受け止めてあげる事です。
そして顧客の話を全否定するのではなく共感をもって受け入れ、その上でやんわりと自分の意見を言う方が無難ですね。
ネイリストってやりがいのある仕事なんです!
「自爪の形にあまり自信がない」と言うお客様が申し訳なさそうに施術を申し込まれる事がありますが、「大丈夫ですよ」と笑顔で答えるのがプロのネイリストです。
ネイルサロンはもともと爪が綺麗な方がさらに美しくなるためだけにあるのものではなく、綺麗な指先になりたい方が気軽に立ち寄れる場所なのです。
甘皮を処理して爪の形を整るだけでも印象は大きく変わってきますし、爪が少し欠けていてもきちんと補修すればネイルは出来ます。
来店された時はあまり自信がなさそうにされていたお客様が、お帰りになる時は嬉しそうにされているのを見ると「ネイリストってやりがいのある仕事」と思ってもらえるはずです。
お客様を笑顔に出来る仕事はとても素敵ですからね。
最近では「福祉ネイル」と呼ばれる、高齢者を相手にしたネイルも認知され始めています。
高齢の方は自宅や施設で引きこもりがちになるので、ネイルサロンに足を運ぶ事が出来ません。
そこでネイリストが介護施設や自宅を訪問してネイルケアを行うサービスを開始しています。
福祉ネイルを施すと、引きこもってしまい落ち込みがちな高齢の方も気持ちがパッと明るくなるそうです。
ネイルケアは高齢者の気持ちも明るくさせるのですね。