ネイルをするのは一般常識!ネイリストの需要はどんどん高まっているのが現状

昔は指先のお洒落と言えば、デートなどお出かけ前や結婚式、成人式など特別な日に自分でマニキュアを塗って楽しむくらいのものでした。
まだセルフネイル用の道具が広く安価に販売されていなかった頃、指先のお洒落は「特別な日のお洒落」でもあったのです。

NPO法人日本ネイリスト協会が発行する「ネイル白書2016-17」によると、ネイルサービス全体の売上額は2005年には1,114億円でしたが、2016年には売上額が2,247億円へと成長する見通しとなっています。2005年に比べると約2倍の成長となりますね。
ネイル業界は毎年拡大し続けているのです。

今はセルフネイルで楽しんでいる方もかなり多いですよね。
ネイルサロンの施術費用も競争により安くなっているため、セルフネイル派の方々が気軽にネイルサロンを利用するケースが増え、店舗もネイリストの数もそれに比例して増加しています。

ネイルサロンの数は増え続けているので、ネイリストは将来性があると言える

これは特に都市部で言える事ですが、新規にネイルサロンが増える一方で消えていくネイルサロンも当然出てきます。
この業界は競争が激しく、競争に勝てないネイルサロンは次々に廃業に追い込まれています。
けれど新規出店するネイルサロンの方が多いため、全体としてネイルサロンが増え続けているわけです。

ネイルサロンには必ずネイリストが勤務していますので、ネイルサロンの数が増えていればネイリストの需要も増える事になります。
ネイリストは今後も活躍の場に不自由する事はなく、将来性のある仕事だと言えるでしょう。

民間資格を取得し実績を積めば、ネイルサロンに勤務するだけではなく自宅サロン開業や派遣ネイリストとして活躍する道、ネイル講師へ進む道などいくつかの方向へ進む事も可能です。
ネイル関連の業界で仕事をしたいなら、まずはプロとして恥じない技術や知識を身につける必要がありますね。

店舗やネイリストの数が増えた結果、競争が激化しているのが現状

ネイルサロンは増え続けていると説明しましたが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
NPO法人日本ネイリスト協会が発行する「ネイル白書」によると、2005年のネイルサロン数は8,550店舗。
この時期はまだ全国に1万店舗なかった時代です。
ところが2014年になると23,400店舗と一気に2.5倍に増えています。

ただ店舗数は倍増した割には1店舗当たりの売上額は2008年の約924万円をピークにして2014年は682万円にまで減少。
店舗数が増えるに従い競争が激化し、値下げ競争で売り上げが下がっているのが現状です。
生き残るためには、確かな技術や質の高い施術が必要になることは間違いありません。